昔ロシアでヒゲ税が存在した!

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国民の身だしなみを整えるよう、税金で「誘導」
「たとえば、ロシアの『ヒゲ税』は、1600年代の末にヨーロッパ視察でヒゲが流行らなくなったことを知ったピョートル1世が『ヒゲは品がない』と考えて導入したものです。国民の身だしなみを整えるよう、税金によって誘導しました。

ピョートル1世の大枠をおさえたら、いよいよヒゲ税に入っていきましょう!ヒゲ税、どういう税だと思いますか?なんて聞くまでも無いほど想像しやすいネーミングですよね笑 説明者泣かせです。そう、ヒゲ税とはヒゲをたくわえているものに対する税金です。これ、どういうことか考えていきたいと思います。

ヒゲ税とは、逆を言うと「ヒゲを切れ」と言うことになります。ヒゲを切るように、という布告をするだけではヒゲをたくわえている人は当然ヒゲを切らないわけなので、税金を罰金みたいな扱いにすることによって、ヒゲを切らせることを推進したわけです。では、なぜピョートル1世はヒゲ税を導入して、国民に対しヒゲを切るよう促進したのでしょうか???

ずばり、ヒゲ税の狙いは「近代化」でした。先述した通り、ピョートル1世はかなりの革新家であり、ロシア近代化を目指した人物として有名です。ここまでくると、ヒゲと近代化って関係ないじゃん、と思う方がいると思いますが、当時のヨーロッパ先進国では、ヒゲブームの終焉を迎えていました。当時のヨーロッパ先進国とはフランスやイギリス・ドイツを指します。この3国はいつの時代もヨーロッパの歴史の前面にたっていました。

ピョートル1世はこう思ったわけです。「ヨーロッパの先進国はヒゲを野蛮なものだと思っている。われわれも近代化するにはヒゲを切り、そこから近代化を始めなければ!」と。そんなヒゲに対する考え方から、ヒゲ税導入にいたったわけです。これ、日本でも思い当たる節がありませんか??そう、「チョンマゲ」です。日本も明治維新後に「断髪令」とよばれるマゲを強制排除する施策を実施しています。近代化するにはまず見た目からということですよね。

ヒゲ税の後日談ですが、ロシアの宗教はキリスト教の分派であるロシア正教が有名です。ロシア正教ではヒゲは神様が与えてくれたものと解釈されており、そのため、多くの聖職者は立派なヒゲをたくわえています。そのため、ヒゲ税が施行されたあとも、税金を払ってでもヒゲをたくわえ続けた人が多かったといいます。

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